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1,500,000アクセス達成!

みなさまのおかげをもちまして、2006年10月開設以来、

1,500,000 hits 達成となりました!

\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

10年半の歩みでございました。
こんな無名の男のブログですが、歩み続ければなんとかここまで来るんですね。
え?ある人なら1日で達成する?

そんな人と比較しても。

K、祝杯だ・・・え、忙しい?

じゃあ、2,000,000のとき・・・このペースだと3、4年後あたりか。
生きてるかな。


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蹉跌集め II-5 [小説]

5

次にケンスキーの手紙が読まれ、そこには芳樹と周平の見舞いの言葉もあった。
また聖古も「神はあなたと共におわします」との言葉を託していた。

「もう一通あります。」

小梅屋が言った。

「MNEMOさん、光です。有馬光です。
おケガの具合はいかがですか。心からお見舞い申し上げます。

ニュースで知って、血の気が引きました。多摩川へ出て、MNEMOさんのケガの回復を
多摩川に祈りました。変な話ですが、MNEMOさんなら分かってくださるでしょう。

こんな折に書くべきことではないのですが、どうか聞いてください。

僕と幸嗣は今度は音吏部さんを巡って諍いとなり、決闘もしました。
お聞き及びかもしれません。周平は僕らの戦いを『早慶戦』ならぬ『早計戦』だと揶揄
しましたが、言い得て妙で、感心しました。

僕はずっとMNEMOさんが嫌いでした(すみません)。
なにしろ嫉妬からです。大先輩のあなたに嫉妬するのもおかしなことだと知って
いましたが、どうにもなりませんでした。僕はK大でそれなり勉強もし、
自分の詩人としての力も若いなりに自負するところがありました。
けれども、rockはやっぱり第一義的に女の子にモテたいという欲求の表れであり、
実践でした。内容が深そうな詩を書いても、それすらも結局それに欺される女の子を
渇望してのことでした。

むろんMNEMOさんもそういう時期を過ごされたと思います。つい最近までそうだったかも
しれません(失礼)。だから通過点としてしかたがないことと割り切る気持ちもあります。
けれど、MNEMOさんにお会いして以来、自分は女の子にモテたいということ以外の動機を
探るようになりました。しかしそれがどうしても偽善的に思えて苦しかったのです。
僕のような若者が、リビドー以外の動機をrockに見出せないことはむしろ自然で、
それ以上のことがあるとすれば、なんというか、分および年齢不相応で、何を書いても
衒学的なことになってしまう、snobbishになってしまう、と思えたのです。

僕は悠奈さんや永さんのような女性をファンにしたいと心から思いました。
具体的な目標です。もちろんそれで恋になったらすばらしいけれど、
それは今当面諦めて、僕の歳、経験、感性・知性で精一杯歌をつくりたいと思うのです。
まずは彼女らにすばらしい歌だと認めてもらいたい、と。
彼女らは薄っぺらなことでは決して欺されない耳を持っています。

僕も、歌は究極Peace & Loveそのものであり、またそれを歌うものだと知りました。
とことん知ったつもりです、幸嗣と死闘を繰り広げて。(笑)

決闘の場、日光二荒山からの眺めは最高でした。

曰く、『萬有の眞相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。
我この恨を懐いて煩悶、<それゆゑ>終に<生>を決するに至る。
既に<山頂>に立つに及んで、胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、大なる悲觀は大なる樂觀に一致するを。』

どうぞ、ご自愛ください。
東京でまたお会いしましょう。
どうぞずっとこれからも僕らをご指導ください。

光より」


最後の方の文語体のものは日光の華厳の滝に身を投げた一高生・藤村操の
遺書のもじりだった。

「藤村は漱石の教え子でもあったんだよ。」

MNEMOが呟いた。

「『人生不可解、ゆゑにおもしろいぢやないか』ってか。やるな、光!」

MNEMOはうれしそうに言った。
小梅屋もニコニコとMNEMOを見つめていた。


<つづく>





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シリア滅裂

あべぴょん、トランプと数日前電話会談して、対北朝鮮へのアクションにつき、
トランプが「どんな手段も机上にある」と言ったとして、興奮の中、
「力強いお言葉をいただいた」と言いました。
私はそのインタビューを見た途端、本気でこの人は戦争やりたいんだなって思ったよ。
北東アジア・リシャッフルも辞さないってことよ。
おびただしい数の人が殺されるよ。
いいの?

いいわけないだろ!


*

そしてトランプの国際法上疑義があるシリア攻撃。
あそこはもうグッチャグッチャで、何が何だかわからない。
三つ巴に大国が関与しているからで、みな正義を言っているんだから。
そしてあべぴょん、また興奮を隠しながらも、トランプの判断を両手をあげて支持と。
ウラジミール(プーチン)は怒っているぞ。
それでいいの?
クリミア問題とかで西側に責められたプーチンと唯一「個人的親交」を温めたあべぴょん。
北方領土問題解決で歴史に名を残したくて最近がんばってほぼゼロ回答を引き出し、
自慢していたのに、それでいいの?
プーチン、北方領土に一層の軍備強化を図るぞ。
それでいいの?

あべぴょん、あなたの外交的な定見て何?
なにしろそれまでどんなことやっていても、アメリカがNoと言えばNoなのね?
それでOK?


ウラジミール ごめんね やっぱりDonが好き

Donが好き だってゴルフの 仲間だもん

外交の定見聞かれ 「その場主義」



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蹉跌集め II-4 [小説]

4

最初は永からの手紙だった。

「MNEMOさん、まずは心からお見舞い申し上げます。
日本でも小さな扱いではありましたが、『SF反核集会で発砲 主催者死亡、日本人
ミュージシャン重傷』と報道されました。第一報を偶々耳にし、私はすぐMNEMO
さんのことだと直感し、居ても立ってもいられなくなりました。

もちろん親族でもなんでもない私がSFへ向かうことなど僭越なことですから、
藤熊さんにこの手紙を託したのですが、目をケガされ、お読みになれないのですから、
音声にすべきだったかと後悔しております。身近な方にどうか代読していただきますよう。

T2aTの視聴回数が爆発的なものとなっており、メッセージもすさまじい
程の数が書き込まれています。激励、共感のことばばかりと言いたいところですが、
売名がうまくいってよかったな、などという卑劣なもの、それでも原爆投下は
正しかったというものも散見されます。

私はホムラーの社員としての可能性も探りますが、ひとりの人間として、
『日本人』として、どうSUBTLYのこれからに微力を尽くせるか、考え、行動していく
つもりです。・・・私がMNEMOさんの目になります。

どうぞくれぐれもご自愛なさいますように。
無事帰国される日を待っております。

音吏部 永」


次は悠奈からだ。

「MNEMOさん、本当にひどい仕打ちを受けられて、おいたわしくて、
私は毎日泣いております。反核を主張することで銃撃されてしまうというこの
<人類状況>に絶望したくなります。でも、ここで挫けてはならないと自分に
言い聞かせています、何度も何度もT2aTを聴きながら。

昨日は十二社へ帰って、熊野様、そして坂上へ行き成願寺にお参りしました。
今晩は木野先生、チロちゃん、そしてオリオンにもMNEMOさんへのご加護をお祈り
します。

神仏も、MNEMOさんを見守る御霊も、今回のことでは無力だったのでしょうか。
まさに『沈黙』のように、ただ黙っておられただけなのでしょうか。
人知では測り知れない意図というものが共有されているのでしょうか。
私は全く途方に暮れてしまいます。

でも、祈り続ける。
Peace & Loveが遍く達成された世界を想像し続ける。
そして歌い続ける。

私にはそれしかありません。
MNEMOさんがそうであるように。

どうぞお身体をおいたわりください。
ご帰国をお待ちしております。

悠奈」


MNEMOは唸り声を上げる。
小梅屋は目頭を押さえながら、手紙を封筒に入れる。
MNEMOの様子から小梅屋は次を読むのをしばらく控えた。

「次はー」

小梅屋が言うと、MNEMOは「まだあったの?」と意外そうに言った。

「ああ、ケンスキーくんか。」

「いいえ、次のは宮澤幸嗣という人です。」

「え?誰だっけ。」

「『RAJOY ギター』とありますが。」

「ああ、RAJOYのギタリストね。うれしいな。なんだって?」

「MNEMOさん、この度は本当にお気の毒な事態になってしまい、心からお見舞い
申し上げます。RAJOYのメンバーもみな衝撃を受けて、デビュー目前期ですが、
どんな作業も手につかない、気もそぞろというような有様です。

主義主張のためなら暴力も許されるという思想ー
これは私としては大きな大きなテーマであり続けました。少なくとも、反核、不戦を言う
人間に対して暴力を用いることの卑怯さには我慢なりません。無力な者、
無辜の民への攻撃もあってはならない。それはもう自明です。だから、僕はそういう
卑怯者を粉砕したくなる。けれど、それではそういう輩と同じになってしまうー
暴力で解決しようという点において。

僕はライフルではなくギターで彼らを粉砕する。
そう心の底から志しました。

MNEMOさんのおかげです。

どうぞご養生ください。

宮澤幸嗣 (RAJOY ギター)」

「ライフルでなく、ギターで、か。
イーグルスのGlenn Freyのようなことを言ってくれて。」

そう言ってまたMNEMOは嗚咽し始めた。


<つづく>



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