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酒なんか飲んでいる場合か!〜でも飲みます。

Tillerson国務長官が来日し、また訪韓したけれど、北朝鮮の挑発および東アジアの
不安定化を止めるのに「あらゆる手段を排除しない」というトランプ政権の方針が
ある中、

The diplomatic and other efforts of the past 20 years to bring North Korea
to a point of denuclearization have failed.

と東京で言ったわけです。

「過去20年にわたる、北朝鮮を非核の段階へと持っていこうとする外交的および
他の努力は失敗したのであります。」

これは北への恐ろしい警告です。
トランプ政権がそう言うのですから、もう外交的努力はしないというのはそのままの
意味であると取った方がいいのは疑いないのです。
特殊部隊投入、最新鋭ステルス戦闘機でのピンポイント爆撃、サイバー攻撃などなど
さまざまな選択肢がありうるわけです。

「3代目」は相当深刻にこのことを受け取っていると思います。
この人が理性的な人ならば、ふつうは軟化するはずです。
けれどそうは思えない。「死なば諸共」という選択をしかねない人です。

アメリカが先制してすべての反撃を封じ込めることができれば大成功なのでしょう。
そううまくやられてたまるかということであちらは研究に研究を重ねてきた。
「コスト」としての、北による反撃がもたらす災禍は、誰が被るのでしょう。

日米韓の情勢分析をしている「3代目」がおそらく北叟笑んでいる事実があります。

朴槿恵の失脚でガタガタになっている韓国は、「少女像」問題で日本ともまたぞろ
ギクシャクし、THAAD配備で中国から事実上の経済制裁を受け、ボロボロ。
そして我が国はー
言うのもおぞましい状況です。

これで日米韓の連携がmaximumまで効果的になることはない、と。

ただし、韓国大統領選では、親北朝鮮とも言える候補が今のところ当選しそうです。
その新大統領の登場まで待ちの姿勢になるかもしれません。
そしてだからこそ<今>叩こうとトランプは思うのかも知れません。

日本が巻き込まれる戦争はすぐそこまで来ているのかもしれません。
それは誰も否定しようがない。
トランプの胸先三寸です。
怖いことです。とても。

安倍ぴょんも岸田さんも、あの頼もしい稲田さんも、Tillersonさんからありうる
すさまじい計画を聞かされたはずです。その3人のうちの2人が・・・。

なんということでしょう。



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蹉跌集め -56- [小説]

56

MNEMOは翌日SUBTLYの8月に向けた反核・反原発の歌のリハーサルに臨んだ。
スタジオはまたまた宿河原と言っていい場所に在る。

「おはよう。」

いつも定刻10分前には必ず来ているHalに挨拶する。

「ども。」

HalはいつものようにMNEMOをチラッと見て、そう挨拶し、もうセッティングして
あるベースを弾き続けようとした。しかし今回そうはいかなかった。
若く美しい女性がMNEMOと一緒に入って来たのだから。

「初めまして。佐藤悠奈と申します。」

呆気にとられているHal。
そこにドラムスのStickもスタジオに入って来た。彼も驚く。悠奈は再び挨拶する。

「ごめん、どうしてもSUBTLYのリハを観たいって・・・。」

MNEMOが謝る。そして悠奈のことを手短に紹介する。
トリオのスタジオは狭く、悠奈は使われないギターアンプの上に腰掛けた。

I don't blame you for being ignorant
How could I blame you, I'd be so arrogant
But Mr. T
You should never have done that
To a T

MNEMOが歌う。「Mr. T」とはトルーマンだし、トランプでもある。

On August 6, 1945
On August 9, 1945
As planned, hundreds of thousands of people could not survive
Women and children were burned alive
No!

MNEMOの詩はみごとな脚韻を完璧に踏み、歌は鬼気迫る。
Halのうねるベースは、弾く者のクールさに反比例して灼熱を音にする。
Stickのドラミングは原爆を投下され、灼かれた人の鼓動のようだ。

悠奈は強く強く動かされる。

リハ時間が半分経ったとき、<がたい>のいい男性が入って来た。

「おお、どうもHenry、忙しいところご苦労様です。」

MNEMOが言った。
悠奈はこのEUROYのキーボードとヴァイオリンのプレイヤーが途中参加するのを
知らされていた。しかし、「この人がAthenaの作曲者か」と思い、
しばし注目した。

「ども。」

「ども。」

HalとStick、そしてHenryは互いに挨拶した。心なしか皆緊張しているようだった。
MNEMOは悠奈という「藤熊組の後輩」をHenryに紹介した。
Henryは「そうなんだ。よろしくです」と言って微笑んだ。

HenryはSUBTLYの8月プロジェクトに賛同し、協力したいと申し出ていたのだった。
EUROYの活動は長期にわたってなされていない中での話だ。
SUBTLYはどうしてもHenryの上モノ(キーボードやリード楽器など)プレイヤーとしての
力量、編曲能力を必要としていた。もう一緒にやるだけじゃないか、ということだった。
悠奈は固唾を呑む想いだった。

Henryはまずキーボード・アプローチを披露した。
厚みを加えるアプローチというより、音の空間を生かすものだった。
それをシーケンサーに録音して、次にヴァイオリン・ソロを弾いた。
断末魔の人の絶叫の表現として解釈していいのだが、哀しみがあった。
その哀切は、生へのもの、そして人類の愚かさへのものだった。

曲が終わって、SUBTLYのメンバーはみな黙っていた。
すばらしい手応えにみな感動していたから、余計な「音」を出したくなかったのだ。

悠奈も押し黙っていた。
これがバンド音楽というものなのだ、と圧倒されていた。
JAPPSもいいバンドだ。けれども、これが年季、経験というものの差かと思った。
もちろん若々しいからこそのすばらしい音もある。けれども、こうしたシリアスな
音楽では、どうしても音楽のであれ人生のであれ経験を積まねば出ない音がある、
と思い知った。

それは落語に似ていると悠奈は思った。
悠奈は祖父に連れられて新宿末廣亭へ何度も通ったことがある。
若手の落語は元気が良くて、チビだった頃悠奈には十分おもしろかった。
けれど老齢の大御所たちの噺にはついていけなかった。
齢を重ねなければとてもできない演目があることを悠奈が知ったのは15歳くらいに
なってからだった。いわゆる人情噺というのは、才能ある若手でも、逆立ちしたって
並みの老齢落語家には敵わない、と。

リハが終わって、食事をしようということになった。
登戸駅近くの安くてうまい中華料理屋に5人は入った。
ひとしきりSUBTLY & Henryの話が終わって、悠奈の話になり、初老たちはそれなり
デレデレになって盛り上がった。

「あのー、SUBTLYのギグに私、どうしてもジョイントで参加したいです。」

悠奈が決然と言った。

「そのお話はすでにMNEMOさんとさせていただいてましたけれど、
今日はっきりそうしたい、そうすべきだって思いました。」

「いいんじゃないですか!」

Stickが言った。

「僕はまだ悠奈さんの歌は聴いてないけれど、なにしろ藤熊組でしょ。
さらに僕もお世話になったMuzikの後輩でもある。薗畠社長に見初められたんなら、
もう鬼に金棒だもんね。」

悠奈はTwelve Times a Yearをひとりひとりに聴かせる。
HalもStickもHenryも、ひとりひとりパッと表情が明るくなり、
まるで灯火が次々と点るようだった。

「いやあ、いいんじゃないですか!」

同じセリフをStickが繰り返した。むろんトーンはより高めになっていた。

「悠奈ちゃん、それはつまり、JAPPSともタイバンになるのを了承ってことね。」

MNEMOが言った。

「はい。構いません。」

「JAPPSって?」

Stickが訊いた。MNEMOはいろいろと説明をした。

「JAPPSとやるともれなく若い女性オーディエンスがついてくるらしいよ。」

MNEMOが笑って言った。

「悠奈ちゃんが出たら、若い男性ばかりか中年壮年老年の男性ももれなく
ついてくんじゃないの?」

Halがボソッと言った。

みんな大笑いした。


<つづく>




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蹉跌集め -55- [小説]

55

「そうやって強引かもしれない縁故の解釈、それによって自分を動かす動機に
することって、たとえ解釈が間違っていてもすてきなことだと思います。」

悠奈が言った。

「考えてみれば、七十億を超える人類のひとりひとりも元を辿ればみな親戚に
なってしまうんですものね。もちろんその血縁は常識的には薄いー
血縁と呼べるほどの濃さはほとんどないのでしょうけれど、
宇宙の歴史が138億年、人類の誕生は700万年前というのが最新の学説だと言います。
13,800,000,000 : 7,000,000、13,800 : 7、つまり大体2,000 : 1ですよね。
これを大変な差ととるか、そうとはとらないかは個々の勝手ですけれど、
宇宙の2,000分の1の歴史の中で人類はここまで来た。私にはたった7百万年です。
現生人類、つまりホモ・サピエンスに限れば、たかだかその歴史は25万年です。
70億人相互の縁は、それぐらいの歴史しかないのなら、濃厚と言っても過言では
ないのではないかって思います。」

「そうだね。そしてこの日本列島に限ってしまえば、さらに濃厚だ。」

「ええ。先日『阿弖流為』でもお話しましたけど、私の遠い祖先は、源義経に従った
信夫佐藤の忠信なんだそうです。たかだか800年くらい前の話です。生々しいです。」

「うん、安倍ぴょんと同じだったね。」

「驚きました、それをお聞きして。」

「ブログにも書いたし、この前も言ったけれど、彼の母方の祖父、その弟は長州の
佐藤家の出なんだ。家伝として忠信の末裔だと言うよ。それぞれ岸信介、
佐藤栄作という総理大臣さ。父方の安倍家は安倍貞任の子孫だって。
蝦夷の族長の家柄さ。祖父の安倍寛はリベラルな保守政治家だった。」

「じゃあ、首相は両親の遠祖がいずれも東北なんですか。」

「そういうことなんだ。ご自分はそれより維新の志士につながる者と思いたんだろう
けれどもね。」

「震災と原発事故被災者への住宅支援は先月打ち切られましたね。」

「ひどいもんだよね。みんな安倍ぴょんの歴史観と同じです、尊敬してます、
名前を冠した小学校を建てますって言えば、官僚に便宜を図ってもらえるかもね。」

悠奈は笑えなかった。

「悠奈ちゃん、実は僕の母方の祖父も佐藤姓なんだ。石川家に婿入りしたんだ。」

「それもお話しになりました。」

「あれ?それも話した?やばいなあ、なんとか防衛大臣、あるいはなんとか元東京都知事
みたいだな・・・面目無い。

「やはり信夫佐藤の血筋ですか。」

「そうみたいだよ。庄屋の次男坊で、近衛兵になった。母の自慢でね。
根本っていうのも藤原秀郷に遡れるらしい。」

「ああ、『トーホグマン』でありましたね、霞ヶ浦が本貫だって。」

「いやあ、ほんとによく読んでくれているね。そして信夫佐藤も秀郷流だね。
だから秀郷の末裔では最も栄えた奥州藤原氏の家臣だった。」

「その縁ですね、MNEMOさんと私の出会いは。」

「うん。そう思うと得心できちゃうのがおもしろいよね。」

「そして鈴木九郎さん、木野先生という紀州人とのご縁、熊野様のご縁・・・。」

「祖先たちの縁が今に生きているなんていうのも荒唐無稽だとする向きもあるだろう
けれども、そこは僕、漱石のことばを引きたいな。『世の中には片付くなんてものは
殆んどありやしない。一遍起つた事は何時までも続くのさ。ただ色々な形に変るから
他(ひと)にも自分にも解らなくなるだけの事さ』と。」

「あたし、漱石好きです。でも、私は『虞美人草』の藤尾なのかもー 漱石に葬られて
しまった。」

「そうなの?JAPPSのみんなには<マドンナ>なのに。」

二人はクスクスと笑った。

その後二人は河原に出てぼろぼろ二人の冥福を祈り、狛江に戻って行った。


<つづく>



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蹉跌集め -54- [小説]

54

悠奈は薗畠・藤熊との会談の翌日、多摩川・二ヶ領堰の東京側の端で歌を唄っていた。
四月上旬、天気は快晴だった。対岸の宿河原を見つめながら歌うことになるのだが、
視線を川下の方へ移すと、ソメイヨシノとは違う、なにやら奥床しい花色の桜が
見えるのだった。

「MNEMOさんが言ってらした、山桜ね。」

新宿っ子の悠奈は山桜がどんなものかは分からない。しかし、ソメイヨシノなどなかった
古代から、歌詠みたちが愛でたサクラとは山桜のことだと知っていた。たまらなくなって
悠奈はギターを自宅へ置いて、対岸の川崎へと歩いて行った。

土手道を船島神社を下に見ながら過ぎて、木立のあるところへ下りていく小径を見つけた。
木漏れ日差すきれいな木立だ。その真ん中を通る小径を進んでいくと、右側、
つまり多摩川側に山桜が数本咲いていた。

「うわあッ!」

悠奈は感嘆の声を上げた。なんという清楚な佇まいの桜だろう、と。
うつくしく透き通るような若葉がしっかり出て、白にピンクがほんの少しだけ混じった
花が、手毬のように丸く、ふんわりと集まって咲いている。
若葉の色との対象がみごとだ。ソメイヨシノとは趣がはっきり異なっている。

「ソメイヨシノはクローンなのよね。サクランボような実が小さくできるけれど、
それは決して結実ではない。それに比べ、ヤマザクラは個体変異が著しいって。
いろんなサクラと交雑してきたとも。ソメイヨシノのように一斉に咲いて、
一斉に散るということもないんだわ。」

悠奈は節をつけて本居宣長の有名な歌を歌う。

敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花

勇ましいことを言って、大和魂などと言って騒ぐ人たちは、この宣長の歌をどう解釈して
いるのだろうか。悠奈はこの山桜のたたずまいは確かに日本人にとってその心の象徴と
したい花だと思う。

「悠奈ちゃん。」

突然の呼びかけに悠奈は振り向く。

「ああ、MNEMOさん!」

「奇遇だね、と言いたいけれど、今やご近所さんだしね。」

MNEMOが笑って言った。

「それでも奇遇ですよ。」

「そうだね。・・・山桜、見に来たの?」

「ええ。あっちの、ほらあの手すりがあるところで歌の練習をしていたら、
この桜が見えて、たまらず来ちゃいました。」

「そうなんだ。僕はね、今日来なかったら山桜の最高の輝きが見られないなって。
なんだか明日からは花曇りが続くらしいよ。」

「そうなんですよね。」

悠奈はスマートフォンのカメラで山桜を撮影しだした。

「そうだ、どうだったの、薗畠社長との会見は。」

悠奈は撮影をパッとやめて、

「あ、はい、すばらしい会談になりました。ありがとうございます!」

と言った。

「いや、僕が感謝されるようなことではないよ。」

「いいえ、プロデューサーも、事務所もあたしがMNEMOさんの後輩になるんですよ!
すべてはあそこで、あの川原でMNEMOさんと偶然お会いしたからです。」

「うん、でも、ケンスキー君が僕の小説の名前を言ってくれてなかったら、
何にも起こってなかったね。もちろんその前に、いや随分前に、徒然草が吉田兼好さんに
よって書かれていなかったらなかったし、同時代にぼろぼろのお二人があそこで決闘を
されてなかったら、なかったことだったね。」

悠奈はしみじみとした表情で深く頷いた。

「ケンスキー君・・・彼が大きいよ、ほんとに。彼とはね、ずっとメールのやり取り
してるんだ。彼はThe Realm of Athenaのファンになってくれて僕を知った。
だから付け加えれば、あのアニメがなかったら悠奈ちゃんとこうして話していない。」

「本当に不思議ですね、縁て。」

「そのアニメが主題歌を求めていることを知ったのはSomoちゃんていうアニメ監督の
おかげで、そのSomoちゃんと知り合ったのは1984年発売のアニメ主題歌のおかげ、
そしてその主題歌を担当させていただいたのは藤熊さんのおかげなんだよね。」

「遡っていくとすごいことになってしまいますね。その藤熊さんとは、會津の蘆名氏
時代にまで遡るんでしょう?」

MNEMOが笑う。悠奈も笑う。

「ねぇ、MNEMOさん。MNEMOさんは『トーホグマン』で小笹さんのことを書かれて
いますよね。そして実は小笹さんに娘がいて、ささゑっていう竜女で。」

「あらら、悠奈ちゃんも読んだの?」

「ええ。諏訪湖ではすごいことが起こりますね。そして仁科王の謎解き・・・。」

「そこまで読んでた?」

「ささゑってMNEMOさんにとってどんなイメージなんですか。」

「う〜ん。もうだいぶ前のことだからなあ、書いたの。」

「そもそもなぜ鈴木九郎さんに、十二社に関心を持たれたのですか?」

「竜女、蛇女に関心があったからです。あの物語でも書いたけれど、僕は中学生の頃
田舎の山寺の天井に棲んでいたヤマカガシを友人たちと殺めてしまってね。
その負い目っていうのが凄かったんです。祟られる、祟られているって思うと怖くてね。
そして中沢新一さんの『アースダイバー』に出会う。

中沢さんは山梨市の人で、叔父さんは網野史学の網野善彦さんでね。
こちらは同県笛吹の人なんだ。山梨はね、あそこで書いたように、Mooさんていう
安曇野に終の住処を建てた畏友がいて、その方の口利きで大町市へ英語を教えに行き、
さらには松本市に週一回通ってね。山梨、何度通ったかわからんくらいで。
そのたびに、富士や南アルプスに何度も睥睨されて、なんだか縁があるところだ
なあっていう感覚が育っていったのさ。そして源義光、甲斐源氏との縁を知るんだ。

そして途中には諏訪があるでしょう。天竜川は諏訪湖が水源です。
諏訪はすさまじい歴史を有するところでね。縄文人と弥生人が交わり、かつ互いに
最終的には折り合った地です。なぜ分かるか。それは諏訪大社の上社、下社という
分かれ方で判然とするんです。

『天竜』川ですよ。ね。竜神信仰です。諏訪湖の湖底にいる竜神です。
諏訪湖はね、中央構造線と糸魚川静岡構造線が交わるところなのですよ。

竜、竜なんだよ。僕は竜に惹かれてしまうんだ。
俳句は竜胆子って名でだいぶ昔からやっていてね。これは清和源氏の笹竜胆の家紋に
因んでつけたんだ。母方の石川家の家紋でね。

仏教なら龍樹の『空』の理論に惹かれ、小説は根本龍樹で書いているんだ。

だからね、私が唯一好きな東京の繁華街新宿で大蛇となった小笹さんのことを
無視できなかった。僕の田舎ではね、熊野さまが地区の鎮守、そしてお諏訪さまが
町の鎮守なのね。東京新宿に在る熊野様に惹かれないはずがない・・・
こともないか。」

MNEMOがつながりがあるのかないのかわからないような話を大長広舌し終えて、
ハハッと笑った。

悠奈は深く感動していた。


<つづく>



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