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2017 弥生短信 2

テストづくり、飽きてしまいました。

*

イラストを2つこれまでに小説に添えておりますが、直しとか全然せず、
筆でパッと描いてそのまま。拙い絵なのは承知です。お許しを。

*

Yさんが昨日電話をくれて、私が月曜日に行くはずだった東京都心Kの天麩羅屋の
主人様が奇しくも會津出身で、それも「東會津」だと言っていたとかと仰せなので、
「會津には東西南北で、東だけないんです」と言って笑いましたが、なにしろ
私の全くの同郷である確率が33パーセントとなりました。

この方が、とある男性コーラスグループと昵懇とかで、Yさんが私のことをご主人に
大いに話し、渡りをつけようか、一緒に福島支援とかやったら、と盛り上がったとか。
因みにそのグループは全員音大卒(藝大含む)で身長180センチ以上というのが
条件で選抜された人たちとのこと。その主要メンバーがやはり福島出身だそう。
グループ名はあえて書きません。まだご縁があるかどうか分かりませんので。

そういう話もありがたかったけれど、そこで天麩羅を食していた私が担当する中1や
中2の子供たちと会いたかった!!

*

あー、気が重いけれど、back to work.



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蹉跌集め -47- [小説]

47

DSC02320.jpg

3月も押し詰まった29日、幸嗣はトキの洋食屋にいた。

「トキちゃん、今日はちょっと話し相手になってもらえるかな。」

「まあ、コウさん、どうしたの、あらたまって。」

トキは幸嗣に向かい合って座る。

「俺、実は大失恋したんだ、最近。」

「あらッ!」

「そんでね、あまりのショックで・・・。」

「それ以上言わないでいいわよ、コウさん。」

トキはやさしく言って立ち上がり、冷蔵庫からビールを持ってくる。

「コウさん、これあたしからの快気祝い。」

「え?快気って、まだ・・・。」

「そんなことあたしに打ち明けてくれたんだから、快復よ。」

幸嗣はジーンと来る。
トキはコップにビールを注ぎながら、

「そういうこともあっての人生じゃない?」

と言った。

「あたしなんか何回叶わぬ恋をしたか分かんないのよ。恋っていうか憧れねッ。
でも分不相応だなって、いつも引いてしまうのよ。」

「でも、マスターと出会って、幸せな結婚生活してんでしょう。」

「妥協だよ!」

マスターが厨房から笑いながら叫んだ。
トキはウハハハハと笑って、遠いマスターにゲンコツを見せる。

「お互い、そう思ってんのよぉ。」

トキはビールを注ぎ足しながら言った。

「妥協ってマイナスな感じするでしょ。でも、知足っていうじゃない?
妥協と知足って同じじゃないにしても、とっても近いって思うのよ、この歳になると。」

「名言だな。」

幸嗣がポツリと言った。

「欲はね、これはもう人間には欠かせない。でも、歳をとるにつれて、欲の鱗が
剥がれていく感じなのよ、一枚一枚。その代わり、歯も、髪も、筋肉も、骨も一緒に
剥がれていくのねッ。これが嫌んなっちゃうんだけど、しかたないわね、
こればっかりは。」

「欲の鱗か。」

幸嗣は感心する。

「コウさんはまだ若いから欲の鱗で覆われてて、それはそれで自然でしょ。
その硬さに任せて何かにぶち当たっていくっていうのが青春よね。
でも、ぶち当たって剥がれる鱗もある。それも仕方がない。代償でしょ。
剥き出しになった繊細な部分の痛みが、何かを教えてくれるんじゃないの。」

「どうした、まるで哲学者だな、トキ。」

マスターがまた声を掛けた。

「・・・トキちゃん、やっぱトキちゃんと話してよかった。すげぇ良かった!」

幸嗣がたまらずという趣で叫ぶように言った。

トキは「アラッ、そーお?」という表情をしてから微笑んだ。

「ね、トキちゃん、欲の鱗っていうフレーズ、いただいていい?」

「気に入ったの、コウさん、ミュージシャンとして。」

「うんうん頷く、宇奈月温泉だよ!」

トキが大笑いする。厨房からもマスターの笑い声が聞こえた。


<つづく>




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でんでん懲りない人

首相:否だ大臣には引き続き職務に精励していただきたいと。

議員:これで罷免や更迭にならないとしたら、どんなことがその対象になるんです?

首相:あのね、Xさん。記憶違いで大臣馘にしていたらですね・・・ちょっとそちらの
   方々、ヤジはやめていただけますか、私はそうヤジを飛ばされるとですね、
   話ができなくなってしまうんですよ・・・で、いわゆるその、記憶違いですから、
   いわば、意図的な虚偽答弁ではないわけでありまして、そういう中においてですね、
   その上において、忘れてたなんてことで罷免などしていたらですね、一般の老人
   とかですね、みんな馘になってしまいますよ。(ヤジ)そうじゃないですか!
   ヤジはやめてください、委員長・・・。

一太委員長:ご静粛に願います。X君。

議員;驚くべき発言です。国民は絶句していますよ。
   では、首相、国からの特例的便宜ともいうべき大恩恵に預かった2つの学校法人の
   トップがいずれもあなたの友人だったり、熱烈支持者だったというのは偶然ですか。

首相:印象操作はやめてください!その言い方はまるで私がその恩恵を与えたかのよう
   ではありませんか。偶然ですよ、偶然。私が関与するはずがないではないですか。

議員:なんで「はずがない」んですか。そこを質疑しているんですよ。

首相:あのね、Xさん。証拠を出してください、そう言うなら。不愉快ですよ。まるで
   犯罪人扱いじゃないですか。責任とれますか、あなたが間違っていたら!

議員:首相こそ、それが便宜ではないという証拠を出すべきでしょう。

首相:ないものをないと証明するのは悪魔の証明と言って・・・ヤジはやめてください!

議員:裁判においてだって、状況証拠の積み重ねで有罪にできるんですよ。

首相:その発言は問題じゃないですか!なんですか、そ、そ、そういうことを言っていいん
   ですか、間違っていたらどう責任をとるんですか!

議員:そのときは、そんな発言をした記憶がないの一点張りですよ、もちろん。
   あるいは記憶違いでしたって。

首相:ふざけないでくださいよ、Xさん。そんな不正確な記憶力では国会議員辞職ですよ!

議員:あ!

一太ちゃん:あ!

首相:あ!
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