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There's no time to waste

「視聴者はバカだから」ー

11.17のプロデューサー(だった)世古さんのブログにあった言葉で、
やはりプロデューサーの(TVの?)林秀彦の著作からの引用です。
この人はもう亡くなって久しく、私は冨士真奈美さんの夫で後別れた人というくらいの
ことは知っています。

詳しくは世古さんのブログで読んでいただくとして、
要するに日本人の総体的なliteracyの低下というのを世古さんは嘆いておられる。
そういう傾向はあるだろうなと私も思います。情感をつかむ力とか、行間を読める
読解力と想像力とかが昨今の日本でそう育つはずはないだろうという意味で。

私もここで「お手軽蔓延」と称して記事を2本書いたことがあります。
「分かりやすさ」、「とっつき易さ」が重視されるというのはその反面のさまざまな
意味の「literacy」を育てないことにつながるのです。

「分かりやすくて何が悪い」と言われたら、結構ですが、世の中そんなことばっかりで
成り立ってはいませんので、そのことだけは指摘しておいてよろしいですかー
と、まあ、そう私は言うしかない。

少し話がズレるのですが、私は<本当に>TVを見なくなりまして、
それはもう一言でいうと<ほとんどがお手軽な番組ばかりだから>です。
そんなのを見ている時間こそ貴重な人生の空費であり、たとえ30分でももう惜しくて
たまらない年齢に達してしまったということもあります。

ちょっとかわいい女、ちょっといい男、ちょっと間をつかむのがうまい男女などが
リアクションしたり、コメントしたりなどいうような形式の番組などを
例えば食堂で強制的に<聞かされ>たりすると、それだけで精神が掻き乱されるような
気分になって、早々に出て行くというようなことになります。

まあ、若い頃なら、同世代のかわいい子が出ているというようなことだけで私も
見ていたのかもしれません。しかし、もう無理です。

歳をとるというのは、つまりそういうことでもあるんだと思います。
時間の空費が我慢ならなくなっていくということです。
空費ではない時間の使い途とは、TVなら、入念な取材と編集をしたドキュメントや、
一流の楽団のコンサート映像くらいしか私には思い浮かびません。

<今こういうのが流行ってる>などと言われても、若い頃なら時流に遅れてはならじと
思ったであろうけれども、歳をとればそんなことは、自分の最終的な趣味の中のことで
ない限りは本当にどうでもいいのです。

TVは視聴者をバカと思って番組を作っているー
それが林さんの<内部告発>だったのでしょう。それは全部とは言わぬものの正しい
はずだと私も思います。

ポピュラー音楽界でも、CD購買層は若者(特にハイティーンを中心に)に極端に
偏向してしまっている事実から、出す楽曲もそこをターゲットにしないとどうにも
ならんとすでに90年代には言われたものです。私もそう言われた者の一人です。
そういう人々の嗜好性や音楽的literacyに合わせてしまう30歳半ばのミュージシャンは
哀れの一言です。それでもMick師や事務所のSS社長、SMEのSさんは極力その圧力
から私を守ってくださいました。

その頃は媒体にのるというのがすなわちミュージシャンの成功、ないしは成功の鍵
でした。今はその媒体が自分で自由に使える。もちろんどれほどの人に見聞きして
いただけるかは課題として残りますが、少なくとも全世界に向けて発信だけはできる。
その意味の大きさを、先日もMick師としみじみ語り合いました。

「HNFプロジェクト」ー
8月発表に向け大いに頑張りたいと思っています。
少なくとも、「空費」にはなりませんし。(笑)




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