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RAJOY singing IS THIS AMERICA

Video clip
Pictures by Yasuko Shiratsuchi
Edited by Henri Sekine

https://www.youtube.com/watch?v=O3RDxMONsp8
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2.17 (Sat) RAJOY at Heaven Aoyama

Flyer_Re.jpg


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Violinは人間が風そのものになりたくて作られた

今IS THIS AMERICAのアレンジメントで日々Henri君ががんばってくれています。

この曲はG StringのOMNICHRONISM収録の一曲で、remakeということです。
旧作はOxford大出身のミキサーがロンドンのAir Studiosで手掛けてくれました。
1995年、アメリカへの賛歌の意味は薄かったし、イギリスでイギリス人にmixして
もらうmismatchは当時も感じていました。

今こそこの歌が再び発表されるべきだと心から思ったのです。
「よきアメリカ」が2つの陣営で正反対の解釈でされている今です。

前回の青山ギグでエントリーして、Henri君が短い時間で習熟し、
本番ステージ上で感極まって涙を流しヴァイオリンを弾いてくれました。

先ほどHenri君が自宅でヴァイオリンをオケの中溶かし込みました。
風です。
新大陸に着く寸前の、そして着いたばかりの移民のこころが風になっている。

G Stringでギターを担当した嘉多山くんがまたアコースティック・ギターを弾いてくれ
ました、その「アコギ」はMartin D-45、私が<間違えて>買ってしまったものです。
ドラムスはやはりG Stringメンバーだったスティックが来月叩いてくれます。

もちろんベースは治雄ちゃん。
功君もエレクトリック・ギターを入れます。

RAJOY版のIS THIS AMERICAにご期待ください。


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短編読み切り 『十三夜の月の下』

丘陵に在る駅から国道を渡ってさらに高い丘へと智樹は歩いて行く。
その高い丘を上りきって反対側の坂を下ると間もなく彼の家だ。

まだ浅い春で、すでに夜十時、同方向の帰宅者もそう多くはなかった。
上りの途中、電灯の下に男女が対面して何かを話している。
智樹は少し歩みの速度を落とした。
すると男が突然崩れ落ち、跪いて、女の腰に縋って太腿に顔を当てて泣き始めた。

女は智樹に気づき、男の手を振りほどこうとする。
「みっともない!」と言いたげな表情だった。
男は確かにみっともなくオイオイと子どものように泣いている。

智樹を追い抜く中年男性がいた。
なんらの躊躇もなく男女の側を通って行く。
さすがにあられもなく泣いている男も靴音に反応し、中年男性に一瞥をくれた。
とは云え、その「一瞥」も目の片隅で捉えたという風であった。

たじろがず、男は「頼む!頼むから!」と言って振り解かれた手を再び女の腰へやる。

智樹はいよいよその二人の脇を通り、男が四十歳前後であると見て取った。
女は二十代後半だろうか。
五、六メートルほど離れて、智樹は舌打ちをした。

「だせぇな。」

小さい声で言った。

「逆ならまだ分かる。みっともねぇ男だな。」

智樹は大きな音で咳払いをする。
ブーイングの代わりだった。

桜の花びらがまだそう干からびずに道脇に吹き溜まっている。
智樹は振り向くと、ひとひら、またひとひら、名残の花びらがあの男女に舞い降りる
ように落ちていくのが見えた。
電灯の光は二人を鮮やかに夜の闇の中で浮かび上がらせている。

智樹は一瞬、美しいと思った。
そして嫉妬心が澎湃と心の中で湧き上がってきた。

「ちくしょう。あの二人、生きてやがる!」

丘のてっぺんまで来て、空が開けた。
月が見えた。
十三夜の月だった。

家に帰ると、五十五歳の父が狭いダイニング・ルームでいつものようにテレビを見ていた。
二つ下の母は安物のカウチに座り、やはりいつもようにカタログを見ている。

「おかえり。」
「ただいま。」

親と子、ボソボソと挨拶をする。

番組のタレント司会者がクイズを出している。
父親は「Aだよ、A、答えは」と言い、しかし母親は一切反応しない。

智樹は二階の自分の部屋に入り、窓を開けた。
曇りがちの夜だったが、十三夜の月がまだ見えている。

今まで吸ってきた外の冷たい空気ー
なのに智樹はあらためて深呼吸をした。

パソコンを起動し、Twitterの画面を開く。
今見てきたばかりの坂の途中の出来事を書こうかと思った。
キーボードを叩くの音が夜のしじまの中、響くようだった。

智樹は暫く作文に勤しんだが、どうしても「つぶやき」が長くなってしまうのに
嫌気がさした。

そして大部分の文章をdeleteして、次の部分だけが残った。

「十三夜の月の下。俺も生きたい。」



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2017 小雪の候雑記

歩きから今帰ってきました。

歩き出しー
しっかり厚着していても寒く、手はかじかみました。
悪い目で空を見れば冬の星座が。
しかしもうオリオンをしっかり認められないほどになっていて、
ますます1月の手術が待ち遠しいー
そう思いました。
むろん手術自体が楽しみなんかではありませんが。

今はもう暑くてしかたがない。
3kmの徒歩と階段昇降300段。

*

明日はIS THIS AMERICAの歌入れです。
Henri君が一昨日の夜まで修正に修正を重ねてくれて、
とうとう全員納得のbasic tracksが完成したのです。
私はすぐに多摩川に出て、それを聴きながら本番さながらに歌いました。
録音しておきたかったほどの出来でした。

*

老化をいよいよ痛切に感じることが多くなりました。
メンバーのひとりは3人目の孫ができると喜んでいます。
初孫がもし早婚だったら彼はあと十数年で曽祖父にまでなってしまう。
驚くべきことです。
しかし実際はそうでもないんですね。
ちょっと前までの日本だったら、なんら不思議でも異例でもなかった。

自分が老人になるなんて本当に、本当にちょっと前まで信じ難かった。
目も老眼はあったものの、すっきり見えていたし。
今や堂々たる老人だなあと心から自認するのです。

しかし、幸いなるかな、いや、すさまじき僥倖なるかな、
声帯だけはまだ衰えていない。

ありがたいことです。

本当に感謝です。



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『蹉跌』を書き継げない理由

大方の読者の皆様にはどうでもいいことでしょうが、
『蹉跌』をこの頃全く書かなくなった理由ですー

なにしろ月山のことが書けないからなんです。
本当はいろんな資料を読み込んで書こうと思ったのですが、
フィクションであっても嘘っぽすぎるのはやはり自分で許すことができない。

月山は麓の国道をクルマで走ったことはあるのです。
しかしそんな体験ではまるで臨場感を出しようがない。

IS THIS AMERICAのことを前回書きましたが、
これはNew Yorkでの体験が、たとえ1週間のことでもあったから降りてきた
私にとっての真実の歌なのです。

『蹉跌』を書き継ぐには、月山に行くよりないー

数少ない読者のみなさま、どうかそれまでお許しください。



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IS THIS AMERICA 再び〜そして今こそ

今Henri君がIS THIS AMERICAのプリプロを昨晩からに引き続き行って
くれています。一応今朝完成したものの、私がとある注文を出し遅れて再びの作業と
なってしまい申し訳ない次第となりました。

ポイントはA分のGというコードの使用箇所、使用回数なのです。

私は必要最小限のつもりで指定しましたが、Henri君はもう少し抑えた方が良いという
意見で、なにしろ試してみる、ということになっています。

今度の日曜日、ガッちゃん(嘉多山信くん)が来てくれて主要なアコースティック
ギター部分を弾いてくれます。それまでにはこの問題をクリアにしたいHenri君。
申し訳ないです。

今こそIS THIS AMERICAをできるだけ拡散させてアメリカを、アメリカの建国精神を
正しく理解するアメリカ人たちを励ましたい!

その一心です。


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みんな、ありがとう!

E2aT(Connivance)という反核の歌については何度かここでも書いてきました。
前回Heaven青山では歌詞をdisplay上に映し、そのおかげもあって好評だったのです。
その曲を昨日書いた「月曜ユニット」でやるということになって、RAJOYの反核曲が
ひとつ抜けたものですから、When There's No-one Left to Hearを取り上げようと
いうことになりました。

この曲には功君の名ソロが入っており、安ちゃんが昨日それを聴いて絶賛しました。

この歌は、私が新百合ケ丘で若者たちに英語をお教えしていた頃に降りてきたもので、
ちょうど当時のNHKの大河ドラマは「太平記」だったのです。この辺りのことは、
この頃ひとつも書かなくなった『蹉跌集め』で書きました。

足利尊氏は仏への信仰厚かったと言われています。
彼は何度か厭戦気分に陥ったし、殺してしまった者たちへの供養も懇ろにする人だった。
弟の直義すら結局は殺さざるを得なかった彼の悲痛な思いを、太平記の主要舞台である
多摩地区=多摩丘陵で私は歌として表現したと言ってもいいのです。

その歌を、ほぼすぐに千代田区の一口坂スタジオ(ポニー・キャニオン社)で録音
できる幸運に恵まれ、ディレクターは米人Steven、ミキサーは豪州人のJohnでした。

録音は2日に渡ったのですが、私は1日目の夕方には明大前の若者たちへの
授業があって中座したのです。Stevenは「今日は休んでほしい」と当然言いましたが、
私は事前に休まないと言っておいたはずだ、若者たちとの約束も音楽と同様に尊いと
言ってスタジオを出て行ったのです。そのとき、弟が一時バンドに加わっていたの
ですが、「I'm proud of you!」などと言ってくれました。

その私の中座中に功君が凄まじいギターを弾ききっていたのですね。

スタジオに入るとStevenが興奮していて、「It's one of the greatest guitar
solos I've ever heard」と言うのでした。私もreplayを聴いて心打たれましたっけ。

*

昨夜仕事の後にその「No-one」と略していう曲を久しぶりに聴きました。
功君のソロもそうだし、自分の歌にも感動してしまったのです。
最終部のつぶやきのような歌は、今聴いても秀逸で、あんな風に歌えるかなって
思うほどです。

そしてそのMD(!)に入っている他の曲も聴くことになって、ELIXIR時代の営みを
振り返って涙が止まらなくなりました。

EUROXに負けないバンドになるというのがELIXIRのひとつの目標でした。
その意気込みが伝わってきてね・・・。

そしてそのEUROX soundの中核を担った安ちゃんと治雄ちゃんと、
ELIXIRの功君とスティックがRAJOYで集っている事実にまた泣けました。

私の歌を愛してくれる友たちと音楽をやれる幸せ。





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2つのユニット(バンド)

安ちゃん(Henriくん)がFB上で2008〜2009年のEUROX Reunionで録音しつつも
未発表となった音源を含め友人たちに公開しているそうで、
その「友人」の中にはEUROXがデビューした旧ワーナー・パイオニア社の関係者が
含まれており、不変の愛情を示してくださっているのだそうです。

安ちゃんはEUROX後も作曲家などとして活躍し、私などとは比べるのもおろかしいほど
そうした方々と親交を重ねてきたわけで、そのRAJOYへの期待は安ちゃんにはうれしい
ばかりか相当なプレッシャーになっているのですね。

私なんかは気楽でして(笑)。

もちろん過去の作品に負けているとはっきり分かるようなものを、
少なくとも、プレッシャーを感じている安ちゃんと作るはずがない。
治雄ちゃんもプレッシャーの中にいるのかもしれないけれど、大丈夫だよ、
としか言いようがないです。あれから8年あまり、もっともっと「歌うべきこと」が
明確になっている私は、安ちゃん治雄ちゃんに「だから大丈夫」というだけ。

*

RAJOYの音楽的位置につて昨日はLINE会議をかなり延々とやりました。
実は私、月曜の安ちゃんの休みに合わせて、EUROX的音楽追求のユニットを
治雄ちゃんも入ってもらって結成する案を持っていて、2人ばかりかすでに
スティックや功君の了承も得ています。

つまり日曜はRAJOY、月曜は旧EUROX3人ユニット、という活動です。

RAJOYはアコースティック系音楽を含む、まあ、言ってしまえばこれまでの
DDやSUBTLYの路線、月曜ユニットはEUROX的路線ということです。

来年度私は休みを安ちゃんと合わせて進めていきます。
「サクサクやろう」とは安ちゃんの言。

どっちでも頑張るぞ!


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HNFC (Hiroshi Nemoto Fan Clubじゃなくて)

昨日私はThe Saviorの歌入れ完了。

It's not the kind of rain
that fell down on Hiroshima
Nor is it the kind of wind
that blew across Fukushima

の歌詞のところ、どうしてもNagasakiも歌いたかったのです。
しかし韻を踏む「相手先」がない。
Chernobyl(チェルノブイリ)はあるけれど、この英語では最終音が「i」に
なりません。そこで功君にiPhoneで検索してもらったのです。
地元ウクライナ語ではどう発音するのか。
すると発音記号を読めば、「チョルノビリ」に近いと判明。

「やった!」

なにも英語発音で歌う必要はありません。
めでたく韻が踏めたわけです。

めでたいとは言いつつ、この4箇所の過酷な運命を考えると不謹慎に響く。

EUは福島県産の米の輸入制限を解除するそうです。





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2017 霜月日記 1

七十二候では「山茶(つばき)咲き出す」時候とか。
山茶花ももちろんツバキ科なので、それでいいのでしょうね。
落ち葉焚きもあちこちでもう行われているのかな。

*

町医者に続き、大病院にも行きました。
来年1月に手術と決まりました。
そこは眼科が有名で、手術希望者がやたら多いのです。
私の場合、町医者では対処できないレベルということであって怖いことも言われました。

あーあ、です。
手術なんて初めて。入院するのですが、これは中1のときにバイクに7メートル
吹っ飛ばされて着地時に右足首を骨折、全治3ヶ月になって以来。

*

2.17のギグでは、とりあえず右目は今よりは良くなっているはずで、
オーディエンスの皆様のお顔がよく見えることになります。
と言いつつ、私は目をつぶって歌うことが多いので、あまり関係がない。

視力が若い頃に戻るかもと言われてもいるので、清新な気分で歌えそうです。

ワンマンで、前後半に分かれて演奏します。
前半は前回と同じように私のソロを中心にしますけれども、
メンバーとそれぞれの曲でデュオやトリオになったりします。
まあ、後半のバンド演奏よりはacoustic感があるものになります。

みなさま、どうぞお誘い合わせの上、おいで下さいね。

詳細はまた後日。とにかく2.17(土曜)、空けておいてくださいね!


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2017 立冬前日日記

今日、Mooさんと私の共通の知り合いのお母様が亡くなられたので、
それをご存じかとMooさんへ電話。

Mooさんはことのほか私の目のことを心配してくださって私は恐縮の体。

午前中眼科医へ行くと、結局診察終了まで2時間くらいかかって帰宅となりました。
診断は思ったより厳しく、これからのことを考えるとうんざりします。
放っておいた私のせいですけれども、いやはや、めげます。

それでも早い処置が必要とのことで、むろんその気でしたので、
これからはしばらく目のことで心がすべて奪われてしまうでしょう。
そういうふうにできている人間なんですね、私というのは。

*

Mooさんの日記には、畑仕事に精をだす氏の写真が載っています。
安曇野の最晩秋の風情は泣けるほどに情緒たっぷりです。

さていよいよ明日は立冬。

*

今日眼科からの帰り道、瞳孔を広げる薬がまだ効いていて、
どういうわけだか右目よりはずっとマシな左目がかすみなくよく見えたのです。
なぜかすみが取れるのかよく分からぬままながら、久しぶりに鮮やかな小春日和の
風景が見えたのでびっくり、そして、「ああ、いつもこういう景を、両眼で、
さらに、もっといい視力で見たいものだ」と心から思いました。

「立ち止まってはいけない!廊下は進むもの、立ち止まるものではない!」

何を言っているんだ?



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2017 霜月日記 2

Mooさんの最新記事が秀逸です。
よろしかったらー

http://www.moo-azumino.com/main/Diary/2017.11/diary2017_11.html

*

今日は天気も悪くなく、台風などで延期につぐ延期となっていたRajoy Pre-Proが
Henri君のところで行われます。なんと一ヶ月ぶりになってしまった。
しかし、12.16、ランタン・Beatlesパーティーでの私のソロ・コーナーに
Henri君らが友情出演、そして23日にはドラムス録りが行われます。

この録りをengineeringして下さるのがEUROX Reunionでお世話になった青野さんで、
Henri君が全幅の信頼をおいている方なのです。私も久しぶりの再会を楽しみに
しています。

*

今Kがそのフライヤ製作に取り組んでくれていますが、

来年2月17日(土曜日)
RAJOY Live at Heaven Aoyama

は、前回を上回るものになるのは確実だと思っております。
なぜって、あの時からの短時間であっても、メンバーたちは濃密な意思疎通をし、
よりRAJOYというmissionについての覚悟が固まっているからです。

そして前回記したIS THIS AMERICAが発表済みで、その反響もそれなりに出始めて
いるはずだと勝手に踏んでいます(Twitter followers 3,700の効果?)。

Donnieの来日、スティックは交通規制の混雑を心配しています。
アメリカはgreatです、彼が言おうが何しようが。
その原動力の大元はtolerance(寛容)にあることは明白です。
ただのWASP的価値観の白人国を志向した途端、アメリカはアメリカでなくなる。
科学技術の革新が止まり、経済は落ち込み、他国からの尊敬も失われる。

日本で言えば幕末、命を賭してアメリカの理想を説いたLincolnの精神を
私は、Rajoyは<いまさら>ででも讃えたい。

安倍さんは57億円をIvankaさんの関わる計画に拠出ー
Rajoyは歌でアメリカの心ある大多数の人々と連帯、彼ら彼女らを応援します!


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2017 霜月日記 (目の手術、「アメリカ」)

霜月に入ってしまいました。

克己会横浜大会は、世古さんのご好意で大いに盛り上がって終了、
しかし私はそのまま(!)体調を崩してしまいました。

師が持参された「熟柿」という芋焼酎と、私が持参した富山は岩政酒造の
「魂を醸す」が好評で、楽しい会だったのに、私はfizzle outというオチ。

世古さん経営のシェアハウスはamenity抜群で、みな感じ入っておりました。

*

昨日いよいよ目の手術を決意し眼科へ。
ところがトラブル発生し、クリニックまで100歩のところで断念。
そのトラブルの詳細は書きませんが、やはり目が悪いことに起因するものです。

決意が固まるとすごいもので、「もう四の五の言わずスパッとやっつくれぃ!」って
いうような感じです。この「四の五の」のプロセスが面倒臭いんです。
だから今まで躊躇していたっていうのがあるんですね。
手術そのものは怖いとは思っていません。

それでもまあ、目が治ったら、例えば来春の安曇野行が俄然楽しみになります。
目が健やかだった時に見た北アルプスの美しさが、もしかするとそのときよりもずっと
鮮やかに、迫るように見えるかもしれない。

Mooさんの深みある容貌にさらに感激するかもしれない。(笑)

晴れて高校生になる子どもたちのリアルな顔を見て、その輝かしさに、
クラクラするかもしれない。

*

RAJOYは本番録音をXmas Eveに行う可能性が高くなっています。

その収録曲のうちに、Is This Americaが含まれます。
これは前回青山ヘブンのコンサートで大好評で、さらに演奏側のHenri君が
演奏中涙してしまったという曰く(?)つきの曲。
Mooさんの従姉妹さまも音源が欲しいと言ってくださったうちの1曲です。

これを急遽録音する曲に入れたのは、昨今のアメリカにメッセージを送りたい
と心から思ったからで、YouTubeには「やす」こと白土恭子さんの写真と動画を
使わせていただき、SNSも総動員して拡散させる予定です。



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2017 神無月短信

この土曜日には世古さんのシェアハウスで師を囲む克己会が催されます。
そして翌日には台風で流れまくっているプリプロ・セッション・・・
と思いきや、またもやの台風接近、ないしは直撃となりそう。

そしてどのメンバーのとは言えませんが、義兄様が今日未明亡くなったのです。
哀悼の意をここでも表します。

なんだか船出したばかりのRAJOYの航海はのっけから正に嵐ばかり。

しかし、元々順風満帆などということが似合わない我々です。
めげることなく、今度こそはやってくるセッションの日のため、そしてそれ以降の
近未来の活動のために、ただめいめいが備えるだけです。


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2017 神無月野分前夜雑記

Mooさんの18日の記事、「保守とはなにか」は秀逸な論考です。
http://www.moo-azumino.com/main/Diary/2017.10/diary2017_10.html

*

ご無沙汰が続いています。
申し訳ありません。
Twitterに現を抜かしているか?
半分そうですがもう半分がありました。(過去形)

バンドでこの間大論争があったのですよ。
ご心配なく。
みんなRAJOYを終の住処と心得ていますから、解散などはありません。

どんなことを巡ってかー
バンド外の人の意見にどう対処するのかということでした。
私の意見は、考慮の余地があるものは積極的に取り入れようとするべき、です。
「取り入れる」と言っても採用するというのではなく、試してみる、ということです。
それで良いものになったと判断できたら採用ということです。

え?
当たり前じゃん?
そうですよね、当たり前です。
けれども複雑な事情が絡むとそうでもない時があるものなのですよ。

詳細は書きません。(笑)

*

明日は投票日であり、またRAJOYのプリプロの日ですが、
なんとまた台風に祟られるよう。
治雄ちゃんが弾く予定なのですが、bassが濡れてしまうのも懸念され
(車では到着時間が不明確で使用を避けている)、また電車が止まってしまったり
したら大事ということで、先々週も断念したのでした。

あーあ。

今のところ様子を見てということにしていますが、
帰り時刻にますます台風が近づいてくるわけで、これはちょっと。

*

来年の2月17日(土)にヘヴン青山(前回と同会場)でギグが決定しました。
詳細はまた後ほど。

老いても進化するRAJOYの公演、どうぞお楽しみに!


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2017 神無月雑記 2

今日東京で立憲民主党の「東京大作戦」が行なわれます。
行こうと思っていますが、どうなるか。
こういう人混みは苦にならないのですが、やることがあって、間に合うかなと。

*

前記事の反応としてMooさんからお誘いを受けました。
ありがたいの一言。

明日RAJOYのsessionです。
引き続きThe Savior。
作曲者の功君は去年SUBTLY(なつかしい)がご一緒したスエーデンのバンド、
JAERVのツアーに同行するので来られないのですが、成功を祈っております。

20171014092443.jpg


*

Henri君がとにかく積極的に動いてくれていて、本当にありがたいのです。
同じバンドのメンバーに水臭く感謝もないかもしれないけれど、
彼がどんどんとアイディアを具体化してくれて事が進むという図式です。
彼も忙しいのにね。

はっきり言って今の日本は腐りきっているんじゃないかと。
Japan qualityに重大な疑義が国際的にも呈されていると思います。
RAJOYにできることなど微々たることだけれど、
Rockでこんなバンドが日本にいるということを示したいものです。


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安曇野恋し

安曇野のMooさんが去年から松本市の「こども塾」に参加し、
無料で子どもたちの算数や数学などを教えておられます。
さらに今年からは野菜や米をその子どもたちの家庭に提供もしておられる!
むろんご自分が作られる野菜などばかりでは足りないので、
池田町の農家の皆さんに声をかけ、提供をお願いしているのです。

すごいですね。

とってつけたように教育費無償化とか言いだした与党政治家たちはMooさんの
爪の垢でも煎じて飲めばいい。

ま、自分のことを棚に上げていますけれどね。


Mooさんのところへ仲間とこの秋にお邪魔したかったのですが、
Rajoyのこともあり、スケジュールがとれない、合わないのです。
英語をお教えしている池田の子どもたちにもぜひリアルで会いたかったのですが、
入試が終わってから、つまり来春ということになりそうです。

まあ、春なら残雪もたっぷりで北アルプスは凄絶なほど美しいはず。

それまでお預けとします。



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情けない勘違い

今日はチロの32回忌です。
Twitterでは1日間違えてしまった!
オリオン昇天を10月8日と勘違いしたからで、本当は9日午前1時過ぎ。
悲しいです。

その報いでしょう、今日その時間に彼女のお墓跡へ行ったら、
晴れているのに月が煌々と輝いていて、さらに薄雲がオリオンのところだけ
かかっているのでした。そしてますます多く、厚くなっていった。

ただシリウスはさすがで、低いところでずっと輝いていました。
もちろんギラギラ感はゼロでしたけれど。


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2017 神無月雑記

昨日は安倍さんが新百合ケ丘に来るはずだったのに急遽キャンセル。
Twitterでは野次飛ばしに行こうという話が界隈で持ちきりだったので、
それを察知して、秋葉原の二の舞にならないようにということらしいのです。
自分の国の有権者をこれほど恐れて、なんで北朝鮮に毅然と対峙するなんて言えるのか。

Twitterには早速ドタキャンを詫びる運動員の方の写真が。
彼には「しんみりヶ丘」になってしまいました。

*

昨日はガリアン放送開始の「記念日」だったらしく、フォロワーの方からお知らせ
いただいて知った次第。 ^^;)
ファンの方々はそういうことを大切にしてくださる。
ファンサイトでは、OPとEDずっと聴いている、とかの書き込みがあったそうです。
ありがたいですね。

なお、33年前のことだと・・・。


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October 1st Session

昨日はHenriくんの家でプリプロ作業でした。

Henriくんが功くんの作曲した「The Saviour」を追い込んでいて、
オケの進行状況が格段に進んでおり、みんなびっくり。
Bassを入れるはずの治雄ちゃんが「こんなに進んでいてはまた練り直し」と嬉しく
ボヤく展開となりました。功くんもただただ圧倒されていました。
ギターのアイディアもHenriくんがどんどん具体化していく!

私は仮歌を入れたのですが、なんだか泣けてね。
私が功くんをRAJOYに誘った第一の理由は彼のELIXIR時代の曲をやりたいからと
いうのが第一だったんです(別に変な意味で書いていません)。
The Saviourも彼の曲と私の詩の構想が本当にうまくいったものであって、
特にコーダには私の万感を込められたのです。

みなさま、この曲は今進行が一番早いので、なんとか12月末までにはお聴かせ
したいと思っております!


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保守も革新も右翼も左翼もない。名を惜しめ!

九月も終わりですね。

こっちの方の更新カレンダーはスカスカになっている。
すみません。
Twitterの方で結局時間を取られてしまうのです。
もちろん嫌々やっているわけではなく、今フォロワーさんは3,600に近づいており、
まあ、耕せば耕す分増えているという感じです。

*

政治状況があまりにも「名を惜しまぬ者」たちばかりで作り出されていて、
本当にウンザリで、Twitterでもその辺りのことを知ったり、それに基づき書いたり
していますけれど、もうそれで飽食もいいところで、ここに書く気も起きません。

*

ひとつ思うことがあります。

私の日本人フォロワーさんの中には皇太子・皇太子妃、敬宮内親王をこよなく
思慕し、女帝誕生を期する方々がおられます。
私は、敬宮(としのみや)愛子内親王の広島についての作文を拝読して以来、
一人の少女としてもそのやさしい感性と知性に打たれ、自然にこの方こそ将来の
天皇になられたらいいのにと思うようになりました。

なぜ女性だと天皇になれないのか。
また女系天皇などもってのほかという思想が正当化されるのか、
理解できないし、理解する気も全くなくなりました。

このフォロワーさんたちは無論(?)保守的ながらも概ね穏健保守であり、
またリベラルな方も少なくなく、こうした方々が今の政治や新興小池パーティーにも
批判的であることに私は瞠目しています。
穏健保守・リベラルの勢力が団結するのを期待しておられるのです。
共産党の議員たちの主張もRTするし、共産主義の世の中は嫌だけれど、
今は一番まともな政党だとしている方が少なくないのです。

ほんとうにね。

もうウンザリです、こんな無茶苦茶な政治。
子どもたちも本当に、こんな名を惜しまぬ「選良」たちの無様さを見せつけられ、
気の毒の一言です。

こんな状況、終わらせなきゃね。


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蹉跌集め IV-3 [小説]

3

MNEMOは清に手を取られながら、にこやかにロケ車の方へ近づいてきた。

「MNEMOさん、本当にうれしいです、私のロケにお付き合いいただけてー
無理を言って申し訳ありません。」

悠奈がMNEMOの手を取りながら言った。

「清さん、ありがとうございました。狛江のご自宅まで私が看護しますから。」

「いいえ、何もしてません。」

清が言った。

「病院もちょうど休みでしたし。なんだかすごいロケになりそうですね。
ぜひ後日談をお聞かせくださいね。」

清はそう言って皆に挨拶しながら、自分のクルマに乗り込み、會津若松へ向かった。

MNEMOがロケ車に乗ると、ケンスキーがお供していいかと加賀美に訊いた。
快諾されて、彼はMNEMOの隣に座る。

「では、今日は月山の夕景をバックに悠奈さんを撮ります。」

加賀美が言った。

「今日は三日月です。日没前にはもう現れています。」

「剣のような三日月今〜だね。」

藤熊がEUROYのヒット曲の一節を歌った。
MNEMOがハハッと笑う。

「121号線で米沢を経由し、13号、それから112号を使って月山です。
今正午過ぎですから、十分一般道でも間に合います。撮影終了後は、湯殿山温泉で
宿泊です。」

みんなニコニコとして聴いている。
しかし悠奈は緊張のせいか、目をつぶって俯いているのだった。

「悠奈、君のそのままを写してもらえばいいんだから。」

ケンスキーが椅子越しに後ろから声をかけた。
悠奈はにっこりと微笑んで、MNEMOの隣へと席を移った。

「MNEMOさん、私、呼ばれているっていう実感を今ひしひし覚えていてー」

と悠奈が言った。

「うん、分かるよ、悠奈さん。確かに呼ばれているよ。」

「そうですよね。」

「あなたに纏わるいろんな<意思>が待っている。」

「意思ですか?」

「そう。それを感じ取れる人が、まあ、言ってしまえば選ばれたる人だね。」

「大丈夫だよ。」

ケンスキーが言った。

「俺もMNEMOさんに負けないほど霊力に恵まれているから。守るよ。」

「ケンスキー君の方が上だよ。」

MNEMOが苦笑して言った。

「君はwandで魔法が使えるじゃないか。Harry Potterだ。」

「僕がそれを使えるのは、意思の攻撃に対してだけです。限られてるんです。
Muggleの世界では決して使えないんです。だからズルしたことは一度もない。」

「Muggleの世界、人間界のことだね。」

「ええ。」

「意思には邪悪なものもいるの?」

「邪悪というか、不可抗力的生命への意志だね。意思はどうしても意思表示するのさ。
変な話だけど。表示するのは、3次元界にまた戻りたいからなんだよ。」

「表示すると戻れるの?」

「縁(えん)が正に縁(よすが)なんですよ。」

MNEMOが言った。

「さっきから同語反復ばっかりだけれどね。意思が意思表示するとか、縁がよすがだとか。
でもそう言うしかないんだな。縁のある人がその縁の生じたところに来ると、
意思は俄然動き出す。Vector化するというか。」

「そう。」

ケンスキーが言う。

「スカラーだったものが方向性を持つんだ。」

「むずかしいね。」

悠奈がポツンと言った。

「その縁ある人に働きかけが行われる。意思が3次元世界に戻るための。」

MNEMOがそう言って、窓外の景色はどうかと悠奈に尋ねた。

「飯豊山ですか、あれは。秀麗な姿ですね。」

「突兀七千有余尺さ。」

「とっこつ?」

「僕の高校の校歌の一部でね。そうか、飯豊の山々が見えているか。
残雪があるでしょう?」

「ええ。いっぱいありますね、まだ。」

「飯豊の語源にはいくつも説があってね。會津人は『いいとよ』とも言うんだ。
『いひとよ』は古代のことばで<フクロウ>のことなんだって。
でも『いいで』はどうなるんだっていうことになる。『湯出で』じゃないかっていう
説もあるんだ。」

「そうなんですか。出湯のある梟の山って、いいですね。」

「ハハ、合成してね。」

「あたし梟が大好きなんですよ。」

「俺も。」

ケンスキーが言った。

「そりゃそうだ。日本のHarry Potterだもんね、ケンスキー君は。」

三人は笑い、耳を傾けていた下山も藤熊も加賀美も粟田も笑った。

「さあ、そろそろ峠越えだよ。」

MNEMOがまるで窓外が見えているかのように言った。


<つづく>




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蹉跌集め IV-2 [小説]

2

バスは東北道から磐越道へと入って行く。

「え?山形道経由じゃないの?」

粟田が言う。

「ごめんなさい!」

悠奈が起立し振り返って言った。

「山形には會津から入ります。国道121号線喜多方経由で。」

「またなんで?」

「喜多方でMNEMOさんと小梅屋清(さやか)さんが合流します。」

「え〜。」

加賀美が代わった。

「MNEMOさんがこの旅にいてくださることが重要と判断しました。
その意味はきっと場面場面で理解されると信じています。
ちょうどMNEMOさんが長兄さまのご法事で會津にいらっしゃるので、お頼みしました。」

「なるほど。」

粟田が納得する。

「あいつがいれば、きっといろんなことが起こり、また解釈されるぞ。」

粟田はMNEMOの同郷・同級生なのだった。

「あと、もうひとつー」

また悠奈が立つ。

「先ほどからこのロケ車を追っている怪しいハイエースにお気付きの方は?」

粟田が「え?え?」と言いながらリア・ウィンドーから慌てたように覗く。

「あ!あれは・・・。」

RAJOYの楽器車だった。永(とこしえ)も乗っている。

「特にケンスキーさんが同行したいというたっての希望で。
なにしろ新アルバムの演奏はRAJOYに頼みますし。彼らは周平さんの近場、
錦糸町で集合して、那須高原辺りで追いついたようです。」

「え〜。」

今度は藤熊が立った。

「磐梯高原でちょっと早い昼飯休憩します。ほんとは喜多方でラーメンでもとかと
思ったんだけど、この人数じゃ厳しいんでね。そこでRAJOYと合流です。」

まもなく磐梯高原SAに着いた。

RAJOYのメンバーたちが心もちはにかむような表情で降りてきて挨拶をした。

「すごい楽しみです!」

ケンスキーが藤熊と立って談笑している。

「おお!」

粟田が北の方角を見て叫んだ。

「ほらほら、磐梯山、バッチリ!」

一同も秀麗な山塊を見て嘆声を上げた。

「こりゃ山形も晴れてるね!」

SA内の大食堂で皆は喜多方ラーメンを食した。
粟田は「まあ、合格の味だな」と言いつつも、やはり喜多方市内で食べたかったと言った。

光と幸嗣は相変わらず悠奈と永の前で不自然な寡黙を通している。
藤熊はそれが少し気になった。

「さあ、出発しますか。」

下山が言う。

「MNEMOさんたちとの合流は、喜多方駅前で正午ちょうどです。」

會津若松で高速を下り、一般道から121号線の會津縦貫北道路へ入る。
この道路はほぼ自動車専用道路になっていて、會津若松と喜多方を最短で結ぶ。

「順調だね。」

藤熊が言った。

「藤熊さん、どうです、なんか感じませんか。」

加賀美が問う。

「え?なんで。」

「ほら、MNEMOさんが言ってらした會津坂下(ばんげ)町に近づいてますから。」

「ああ、MNEMO説に拠る、藤熊家発祥の地ね。」

「ええ。」

「蘆名一族、藤熊氏はその町の一地区の名前なんだよな。でも、うん、何も感じない。」

「やっぱりそこに行かないとダメですかね。僕なんかはMNEMOさんや粟田さん、
そして川口エカさんと南アルプスの加賀美一族の土地へ行ったとき、いやはや、
すごい体験しましてね。鳥肌が立ちましたよ。」

「そうかあ。俺も行きたいな。けど、時間ないなあ。」

「また来ましょうよ。」

「そうだね。」

そんなことを話している裡に、ロケ車とRAJOYの楽器車は喜多方駅前に着いた。


<つづく>




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蹉跌集め IV-1 [小説]

1

時は経ち、晩春となった。
悠奈の月山・象潟ロケ出発日である。
関係者全員が新宿のスバル・ビル前に朝集合し、ロケバスに乗り込む。
バスが首都高に入ると、Somoこと下山聡が監督として運転席脇に立って挨拶をした。

「えー、おはようございます。
いよいよ、日本のミュージックシーンにとって得難い歌姫、佐藤悠奈さん、
すなわちJunoさんの次期アルバム用ヴィジュアル素材撮影のためのツアーがスタートです。」

自然に一同から拍手がわく。

「まずでは、悠奈さん、一言お願いします。」

悠奈は唐突さを覚えながらも、通路を挟んで運転手席左の二列目の席から
立ち上がって、お辞儀をした。

「みなさま、おはようございます。」

一同も挨拶を返す。

「天気も、山形秋田の方はまずまずらしいとのことで、安堵しています。
象潟は、芭蕉の句に因めば雨が降っていてもいいし、いいえ、むしろ降っていて
ほしいと思っていますが、晴れていたら晴れていたで、陸の小島の群れが鮮明に撮れ、
鳥海山も見えるでしょうし、それもすてきで、だからどちらでもいいという珍しい
旅です。」

皆が笑う。

「月山では逆で、絶対に晴れていてほしいのです。
なぜかー
MNEMOさんから大切な歌をお預かりしたからです。
Would You Be Mineという軽快ながらも一種の切なさ、哀切が響いてくる歌で、
MNEMOさんはずっとだれか女性のシンガーに歌って欲しかったのだそうです。
その栄誉を私がいただくことになりました。」

「構成の加賀美です。」

隣席の加賀美が立った。

「ごめんね、悠奈ちゃん、割り込んで。」

「いいえ。」

悠奈はにっこり笑って座る。

「悠奈さんとは二ヶ月半ほど、綿密に打ち合わせてきました。
スーパーヴァイザーの藤熊さん、および薗畠MUZIK社長、またホムラーの野津田
制作部長にもその構成の細部までご了解をいただきました。
そこで今悠奈さんが言われたWould You Be Mineです。
みなさん、音資料および添付書類は事前にチェックされてきたと思います。」

一同がめいめいのバッグからその紙資料を取り出す。

「悠奈さんのオリジナルは、みなさんもご存じのようにセレナーデと言うべき曲が多く、
それゆえにJunoは月の女神のようなイメージが湧くのです。
しかしローマ神話でJunoはJupiterの妻で女性最高神、結婚の神です。
Junoさんのイメージは月であってももちろんいいのだけれども、朝や昼の歌も欲しい。」

「なるほど。」

粟田が声を上げた。

「結婚を司るんだろうけれど、自身も結婚しなきゃね。」

「あ、セクハラ!」

藤熊がツッコんだ。

加賀美が咳払いする。

「Would You Be Mine、つまりプロポーズの歌ですね。
MNEMOさんによれば、なんと24年も前にこの歌が降りてきたと。
五月初旬、野川のほとりでのことだったそうです。
清々しいでしょ?そして憂愁もあるんですね、そこはかとなく。
悠奈さんは哀切と言われましたが。」

「結婚はいいことばっかじゃないからね。」

また粟田がツッコんだ。
加賀美は無視する。

「悠奈さんには月ばかりでなく、太陽と風にもなっていただきます。」

「さすが女性の最高神!なんにでもなれる!」

今度は藤熊がツッコんだ。

「きっとポップさという意味では、この曲が一番だという結論なんです。」

加賀美が大きな声で言った。

「月山では、残雪はあるでしょうが、雪が解けたところの高山植物ー
つまりはお花畑で、許される限りのイメージを撮りたいのです。
だから是が非でも月山では晴れてもらいたい!」

「大丈夫!」

粟田が言った。

「俺はすっげぇ晴れ男だからさ。」

「お腹が脹れ男だろ!」

藤熊がツッコんで、バスの中は大笑いとなった。


<つづく>



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刻一刻破滅へ向かうだけなのか

https://www.youtube.com/watch?v=pX9hL93HPMI

トランプが国連で凄まじい演説をしました。
北朝鮮の過激な物言いにとうとう同レベルで反応する米大統領を世界は戴いてしまった。
きっと三代目は苛烈な物言いと共に度胸試しをまたするでしょう。
アメリカの先制攻撃の根拠となるようなものだったらー

安倍さんは対話を一切捨て、「安保法制」で米軍と連動を確約しています。
北の攻撃力を一瞬で奪うようなことなどできるはずもない中、
日本に反撃する矛先が向かうことを覚悟しなければならない局面が来る可能性が
今最高度に高まっています。

なのに、「人づくり解散」だそうです。

何を言っているんでしょう。

日本は、極東は、今刻一刻破滅に向かっているのかもしれません。

3人の「リーダー」たちは、みんな親や祖父の七光りばかりです。
そのことがどれほどの意味を持つか分かりませんが、
苦労知らずが他者の命に寄り添う精神を養っているとは思えないのです。



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2017 長月野分の日雑記

今日は午後からHenriくんのところでのセッションでしたが、
台風で帰ってこられない心配があり、延期としました。

*

台風ばかりか、解散風も吹いているそうで、まったくいいご身分の人たちは
自分らの都合だけで国費を湯水のように使う。

*

Scalarという概念があって、これはvectorとは<向きがない>ことで異なり、
「大きさ」を持つことでそれと同じだと言います。これは物理や数学の用語ですから、
これから少しだけ記すことにその用語を使うのを嫌に思う方もいらっしゃるでしょう。
ご容赦を。

人は<意志ないし意思>のスカラーがこの世で肉体を持ったもの。
死ねばまたそれに戻っていく。

こういう突飛で面妖なことをなんと多くの胡散臭くない人が言っています。
証拠は?
それを証拠立てたら、なぜ宇宙は、存在は、生命は、生まれたのかの謎を解き、
それを証拠立てるのと同じくらいむずかしいー
結局不可能でしょうね。

*

この台風休み、せいぜい自分流に善用しましょう。



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蹉跌、悠奈、鈴木祥子さん

昨夜はSimogumiのみなさんと飲みました。
Simoちゃん、幸夫ちゃん、Kと主に話しました。

特に前者2人は『蹉跌集め』を本当に透徹した目で読んでくださっており、
なんだか申し訳なさを感じてしまうほどでした。

悠奈をもっと際立たせたいー
3人の一致した意見でした。

*

Twitterのフォロワー増加が止まらず、今は3200人台に入っています。
ありがたいことです。

昨日フォロワーさんのフォロワーさんによる鈴木祥子さんの記事をたまたま見つけ、
返信し、ひとしきりのコメント往還が。
鈴木祥子さんはsingerで、知る人ぞ知る歌姫です。
大昔、彼女に私が担当していたラジオ番組に来ていただいたことがあります。
一緒に歌うという構成作家の指示で、なんと鈴木さんはジョンのI'm So Tiredを
選ばれたのでした。驚き入ったのです。こんな選曲普通しません。
ガッチャンにギターを弾いてもらって、二人で歌いましたっけ。
それ以来何の交流もありませんでしたが、印象深さは決して薄れなかった。

歌姫、いいですなあ。

悠奈のことを語り合うことになる夜を迎える前に、鈴木さんのことをTwitterで
語り合ったことはなにか示唆的でありました。


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IS THIS AMERICA

多摩川は彼岸花が満開となっています。

この頃はTwitterでのやりとりがおもしろく、そっちにカマけてしまいます。
今はフォロワー3,100人となっており、最近は英語ネイティヴがフォローして
くださる方々の主流になりつつあります。

英語で書いたり、日本語で書いたり。
英語の場合、日本人やnon-nativeの方がつながってくださったり、
「いいね」をくださったりするというのは、当然英語ができる方ということになり、
こういう書き方をすると語弊が生じそうながら、みなさま並み以上の英語力の方々と
察することができます。

*

Henriくんが功くん作曲のThe Saviorのプリプロを昨日上げてくれて、
今度の日曜は治雄ちゃんのベースoverdubbingがあります。
楽しみです。また私も仮歌を入れろとのこと。

*

12.16のランタンBeatles Tribute Partyでは、RAJOYのメンバーも来てくれるとの
ことでして、私の本番組後のソロ・コーナーで2曲くらい付き合ってくれると。
1曲はオリジナルで、IS THIS AMERICAをやろうかと思っています。
青山でやった際の大好評だった1曲で、Henri君はヴァイオリンを弾きながら
涙が出たと。アンコールで彼がこの曲を「Bis!」と言ってくれたのは、
そういうことがあったからだと聞き、私も感激しました。

今度は功くんも混じって、ストリングスを弾いてくれます。
よりすごいIS THIS AMERICAになるでしょう。
そしてそれを録音し(別録音ですが)、YouTubeなどに上げて、アメリカの心ある方々に
聴いていただきたいと念願しています。

そうそう、Mooさんの従妹さまもこの歌が好きだと言ってくださった。
12.16、おいでになりませんか? (^^)/



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蹉跌集め III-34 (第3部了) [小説]

34

「悠奈ちゃん、私ね、驚いたことがあるんだよ。」

MNEMOが山上の茄子漬けをモゴモゴと噛みながら言った。

「どんなことですか?」

悠奈が訊く。

「悠奈ちゃんのWhen There's No-One Left to Hearを聴いたときね、
僕が新百合の丘で浮かんできたメロディーとヴァース部分が同じなんだよ。」

「ええ?そうなんですか!」

「うん。不思議なもんだね。吉祥寺で聴かせてもらった時、僕は卒倒する想い
だったよ。」

「MNEMOさんのサンフランシスコでの一件があって、あたし、たまらずに思い切り
泣きたくなって、多摩川の河原へ行ったんです。泣いて泣いて、涙も涸れたとき、
あのメロディーが降りてきました。」

「ああ。降りてきたんだよ、確かに。」

MNEMOは多摩自慢に口をつけた。

「よみうりランドの在る丘から、多摩川の悠奈ちゃんに降りてきたんだよ。」

悠奈は戦慄を感じた。

「もう疑いないでしょう。加賀美一党の武士がー 戦いに疲れきって、敵前逃亡した
侍がー 僕に、そして悠奈ちゃんに、歌ってくれと想いを託したんだよ。」

現代を生きる加賀美一党の幸夫が唸る。

「そんな話をお聞きして、私はどうすればいいというのですかね。」

幸夫が言う。

「歌はともあれ、幸夫ちゃんは戯曲や小説で遠い先祖の想いを描けばいい。」

MNEMOが言う。

「今こうして、下山聡氏を通じて幸夫くんは僕に知り合い、
さらに僕はトーホグマンという自作の荒唐無稽な小説からケンスキー君を通じ、
また吉田兼好、しら梵字、いろをし房を通じ、多摩川丘陵のふもとの多摩川で
悠奈ちゃんと知り合ったんですよ。この巡り合わせー
加賀美一党の厭戦武士の配慮もあったということでしょう。」

「そうですね。」

悠奈が言う。

「加賀美さん、きっと月山、象潟でのロケ、そしてできあがる舞台、ミュージック
ヴィデオはすばらしいものになりますよ!」

加賀美はジーンときて言葉を失ってしまう。
悠奈が多摩自慢を注ぎ足す。
加賀美はそれを呷って、

「ああ、ご先祖様よ、感謝します!」

と言った。


<第3部了>




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